今すぐ弾けるピアノのコード(3和音・4和音編)

  • 楽譜がないのに急に伴奏を頼まれた
  • 初めてだけどピアノを弾いてみたい

そんな方はこの記事をぜひ最後まで読んでください。
これであわてて楽譜を買いに走らなくても大丈夫ですよ!

クラシックとポップスにおける演奏の違い

クラシックとポップスを演奏する際には、どのような違いがあるのでしょうか?

クラシックは楽譜に書かれている音符を正しく演奏し、作曲者の意図を再現することが求められます。ポップスの演奏では楽曲を完全にコピーする必要はなく、大筋を大まかに再現できれば良い場合がほとんどです。コードさえ分かれば楽譜がなくても最低限の曲の再現ができます。

ここではポップスの演奏にスポットを当て、楽曲の再現に必要なコードをご紹介します。

コードとは何か?

コードは和音とも言い、複数の音の重なりによって出来る響きのことです。

コードは大きく分けると

  • 3和音
  • 4和音
  • 5音以上の和音(テンションコード)

の3種類に分類することができ、曲調や音楽ジャンルによって使い分けられます。

この記事ではポップスでよく使用される3和音と4和音について解説していきます。

3和音

メジャーコード

第1音と第2音の間が鍵盤3つ分、第2音と第3音の間が鍵盤2つ分で構成されます。
完全1度・長3度・完全5度の音程。

「C」のように大文字のアルファベットのみで表記します。

メジャーコード
「C」

マイナーコード

第1音と第2音の間が鍵盤2つ分、第2音と第3音の間が鍵盤3つ分で構成されます。
完全1度・短3度・完全5度の音程です。

大文字のアルファベットにマイナー(minor)の頭文字である小文字の「m」を付けて、「Cm」のように表記します。

マイナーコード
「Cm」

オーギュメントコード

第1音と第2音と第3音の間が鍵盤3つ分ずつで構成されます。
完全1度・長3度・増5度の音程です。

「aug」「+」「#5」と表し、「C aug」「C+」「C(#5)」のように表記します。

オーギュメントコード
「C aug」

ディミニッシュコード

第1音と第2音と第3音の間が鍵盤2つ分ずつで構成されます。
完全1度・短3度・減5度の音程です。

「dim」「゜」で表し、「Cdim」「C゜」のように表記します。

ディミニッシュコード
「Cdim」

4和音

4和音は3和音にセブンス(シックス)を加えたコードで、セブンスについては2種類に分類することができます。

  • メジャーセブンス
    長7度の音程でありオクターブ上のルートから半音下の音です。
    「M7」「△7」「maj7」と表記します。
  • セブンス
    短7度の音程でありオクターブ上のルートから全音下の音です。
    「7」と表記します。
  • シックス
    長6度の音程であり3和音の一番高い音(完全5度)から全音上の音です。
    「6」と表記します。

メジャーセブンスコード

メジャーコード+メジャーセブンス

メジャーセブンスコード
「CM7」

セブンスコード

メジャーコード+セブンス

セブンスコード
「C7」

マイナーセブンスコード

マイナーコード+セブンス

マイナーセブンスコード
「Cm7」

その他のコードについて

サスフォー:sus4 

完全1度・完全4度・完全5度の音程で、メジャーコードの真ん中(長3度)の音を半音上げたコードです。

画像8
「Csus4」

マイナーセブンスフラットファイブ:m7(♭5)


完全1度・短3度・減5度・長7度の音程で、マイナー7thコード中の3和音であるマイナーコードの一番上の音(完全5度)を半音下げたコードです。

マイナーセブンス♭5
「Cm7(b5)」

まとめ

ポップスの演奏にはこれらのコードが必要不可欠です。
どんなコードでもすんなり弾けるように練習して、コード演奏を習得しましょう!

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