一緒に演奏しているボーカルがなんだか音が取りづらそうだったり音痴になったりしていませんか?
もしかしたらその原因はあなたの伴奏にあるかもしれません。
- コードの押さえ方に迷ってアタフタしてしまう
- どうも音程が取れなくて歌いにくいと言われてしまった
このような経験がある方はこの記事を最後まで読んでみてください。
今の演奏から抜け出すヒントが得られるはずです!
なぜ歌いにくいのか
ボーカリストが歌いにくいと感じる伴奏とはいったいどんなものなのでしょうか?
いろんな要素があると思いますが、
- 音程が取りにくい
- テンポがわかりにくい
- 演奏に不安を覚える
などが原因として考えられます。
歌いやすい伴奏を目指して
スムーズにコードを押さえよう
伴奏するときに次のコードが思い出せず詰まってしまったり、コードからコードにスムーズに移れずテンポからズレてしまったりしていませんか?
スムーズにコードを押さえるために転回系を使いましょう。転回系とはコードの構成音(コードトーン)の順番を入れ替えた押さえ方のことです。
歌の伴奏では左手でベースを押さえるのが一般的なので、右手のコードの順番が変わっても最低音は変わらないのでコード名が変化することはありません。
例 C → ドミソ → ミソド → ソドミ
4和音の押さえ方はベースを左手に任せて、右手ではベースを省いた残り3音を押さえます。
転回形でも3音のみを動かして押さえます。
結果としてCM7はEm on Cと同じになります。
それでは実際にコードを弾いてみましょう!
次のコード進行を見てください。
これを基本形で演奏すると、
あちこちに移動しなければならないので演奏しにくいですね。
これならどうでしょうか、
もしくは、
手の移動が落ち着いて弾きやすくなりました。
このように移動の少ない押さえ方がスムーズに演奏し、テンポを維持するためには必要です。
メロディを意識しよう
歌の伴奏をする際に注意しなければならないことが2つあります。
- メロディのある音域に近づき過ぎないこと
- メロディに対して半音でぶつかるような押さえ方をしないこと
次のようなメロディの伴奏をするとします。
まずは悪い例をひとつ
では良い例は
これでメロディの邪魔をすることなく伴奏ができますね。
まとめ
いかがでしたか?
ちょっとした気遣いでボーカルはグッと歌いやすくなるはずです。そして良い伴奏者になるための一番のコツはメロディや歌詞を覚えるくらい歌をしっかり聞くことです。
ボーカルに「今日はすごく歌いやすい!」と言ってもらえるような演奏を目指して練習しましょう!
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