イメージの力でピアノの音色を変えよう!

ピアノという楽器は演奏するハードルが一番低い楽器だと思います。

鍵盤さえ押さえることができたなら、誰だって音を鳴らすことができますよね。

どんな楽器でもそうですが音の良し悪しは上手い下手と同様に、演奏の評価につながる大事な要素の一つ。

しかしその反面、音色に対しての関心が薄れがちな楽器でもあるんです。

僕はお客さんや共演者にピアノの音色を褒められることが多いので、この記事では自分が普段どのようにピアノを演奏しているかを書きたいと思います。

僕の奏法が絶対の正解ではないですが、ピアノの音で悩んでいる人の少しでも助けになれば嬉しいです。

ピアノの個性

まず最初に述べておきたいのが「ピアノの個性」についてです。

アコースティックピアノにも人間のように一台ずつ個性があって、「柔らかで暖かな音のするピアノ」もあれば「クリアで明るい音のするピアノ」もあります。

この記事で伝えたいことはあくまでピアノの個性を生かしたうえで、その中で感じられる音の変化です。

そしてステージ用や家庭用のデジタルピアノについては個性の違うピアノ音色が複数搭載されていることが多いので、今から演奏したい楽曲に最も合う音色のピアノを探しましょう。

イメージすることの重要性

どんな音を出したいのか

まず大事なことは「自分がピアノからどんな音を出したいのか」をしっかりイメージすることです。

僕はポップス畑のピアニストなのでロック、ソウル、ジャズなどさまざまなジャンルの多種多様な楽曲を演奏します。

そのため疾走感あるアップテンポなら明るい歯切れのよい音、しっとりとしたバラードなら美しい繊細な音など楽曲に合った音をイメージするようにしています。

いい音を出すためにはテクニックも必要ですがイメージできない音は出せないので、まずはイメージする力を磨きましょう。

よくわからなければ「あの曲のピアノのような音色」や「誰々が演奏するピアノのように」など、具体的な参考を見つけるのもいいかもしれませんね。

ピアノを弾くとはハンマーで弦を叩くこと

そしてもう一つ大事なのが、どこから音が出ているかをイメージすることです。

あなたはピアノから音が発音される構造を知っていますか?

鍵盤を押さえることによってそのエネルギーがハンマーに伝わり、そのハンマーがピアノ線を叩ことでピアノは音を出しています。

つまり「鍵盤を押さえる」ことで音が出ているのではなく、「ハンマーが弦を叩く」ことで初めて音が出ているんです。

なので実際は演奏している鍵盤部分より、ハンマーや弦のある奥側のボディ部分で音が鳴っているんですよね。

この感覚はとても大事で、ピアノを鳴らすという意味でも大切なイメージなんです。

イメージで何が変わるのか?

先述したようなイメージを持つことで、具体的には何が変わるのでしょうか?

それは打鍵するスピードや、ハンマーへのエネルギーの伝え方なんです。

  • 打鍵スピードが速ければ鋭く大きな音になり、ゆっくりなら柔らかく繊細な音になる。
  • ハンマーへのエネルギーの伝え方次第で荒くつぶれたような音色も、透き通ったクリアな音色も出せる。

このように鍵盤をどのように打鍵するかで大きく音が変化するのですが、いちいち1音ずつ考えて演奏することは不可能に近いですよね。だからイメージの力が必要なんです。

不思議なもので出したい音を強くイメージすれば、自然と体が反応してくれるんですよね。

デジタルピアノでのタッチについて

ここまではピアノの構造を知ることによっておこる音の変化について解説しました。

ではその構造を持たないステージ用や家庭用のデジタルピアノではどうなのでしょうか。

基本的な扱いはアコースティックピアノと同じで、イメージすることの大事さは変わりません。

ただし鍵盤のエネルギーの伝え方においては別です。

アコースティックピアノの木製鍵盤と違いほとんどのステージ用デジタルピアノはプラスチック製の鍵盤を搭載しているので、同じようなエネルギーの伝え方をすると腕を痛めてしまう可能性があるからです。

詳しくは別の記事で解説していきます。

家庭用の電子ピアノについてはあまり詳しくないのですが、最近の機種は木製鍵盤を搭載されたものも増えていて、上位モデルになるとほとんどアコースティックピアノと変わらない弾き心地だと聞きます。

そのようなモデルであればアコースティックピアノと同じように扱って問題ないでしょう。

まとめ

ピアノの音色を決めるのは、

  • 打鍵のスピード
  • ハンマーへのエネルギーの伝え方

でした。

そしてそれを一気にクリアできるのがイメージの力なんです!

「この曲の場合はどう弾いたらいいの?」「どんな風に体を使うのか知りたい!」など具体的で専門的なことが知りたい方は、よかったらレッスンを受けてみませんか?

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