ピアノは右手と左手で別々の演奏をすることができる楽器です。
右手でアドリブソロを取りつつ、同時に左手で伴奏となるコードを演奏することもできますよね。
ソロと伴奏を同時に行える楽器は少ないので、両手を駆使してそれが行えるのはピアノの強みでもあります。
にもかかわらず左手の伴奏はソロに比べて軽視されやすく、初心者はもちろん、多少ソロが弾けるようになった中級者でもワンパターンな伴奏をしているケースが多いんです。
せっかくの強みを生かさないなんて、もったいないと思いませんか?
この記事では左手でコード伴奏をする際の演奏するタイミングにスポットを当て、さまざまなアプローチを解説していきます。
マンネリ化した伴奏に新たなアプローチを取り入れる参考にしてください!
左手でのコード伴奏のさまざまなタイミング
この章では下記のソロフレーズに対する伴奏を参考にしてどんなタイミングでコードを演奏すればいいのかを、基礎編と応用編に分けてご説明します。
基礎編
まずはコード表記のタイミングで演奏できるようになりましょう。
例題では各小節にコードが一つずつなので、1拍目にコードを演奏していきましょう。
下記の楽譜のように実際に演奏してみると最も簡単な伴奏法であることがわかると思います。
コードのボイシング(押さえ方)も解説しておきましょう。
- Am7・・・ベーシストの存在を想定してAm7のルートを省いた、「ドミソ」の転回形によるボイシング
- D7・・・Am7からの流れと押さえやすさを重視して、コードネームには表記のない9th(ミ)を加えたD7(9)の3・7・9度ボイシング
応用編
①合いの手
基礎編ができたら応用編に移りましょう。
まずはフレーズのあいだを狙った演奏です。
フレーズとフレーズのすき間に演奏するので、会話でいう合いの手のような効果があります。
実際のソロはアドリブで行われるので、演奏するフレーズを理解していないとタイミングよく伴奏を入れることは難しいんですよね。
②アクセントの強調
最後はアクセントを強調する演奏です。
フレーズのアクセントに合わせてコードを演奏することで、歯切れのよい迫力あるサウンドになります。
そのためには幅広いリズムの知識と、正確なタイムコントロール能力が必要なんですよね。
まとめ
伴奏とは奥深いものです。
左手で演奏するコードのタイミングを変えるだけで、ソロのフレーズがより生き生きとしてきますよね。
この記事で紹介したコードでの伴奏以外にも左手を使ったアプローチはあるので、具体的かつ専門的なことが知りたい方はレッスンを受けてみませんか?
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