今回は先日開催した僕のバンドのライブレポートを兼ねた個人的なブログ記事です。
自身のリーダーライブは2020年8月のアルバムレコ発ライブ以来約2年ぶりで、そのおかげもあってかたくさんのお客さまにお越しいただけてすごく幸せでした。
今回使わせていただいたのが京都西院にあるライブハウス和音堂さん。
現在の場所に移転して2年ほどなのですが、移転前の三条河原町にあった時からお世話になっています。
移転した現在のお店にはローズピアノのMarkⅡが常設されているという、僕にとっては天国のようなライブハウスです。
しかもすこぶる状態も良く、いままで演奏した中では一番の弾き心地。
思い起こせば音楽の専門学校に通っていた19歳の時にクルセイダーズのアルバム『南から来た十字軍』に出会い、一曲目『Spiral』のジョー・サンプルの演奏を聴いてローズピアノの音色に心を掴まれました。
『Spiral』の研究動画はこちら。
それ以降ローズピアノの名曲を探してハービー・ハンコックやリチャード・ティー、チック・コリアなど、さまざまなアーティストのアルバムを聴き漁ったなぁ。
でもやっぱりジョー・サンプル特有のリリカルな高音域でのフレージングと、独特のハネたグルーヴのローズプレイが大好きなんですよね。
ぼくはキーボードがデジタルになって久しい時代のミュージシャンなので、いわゆるデジタルピアノに搭載されているエレピの音色を演奏しながら実機に思いを馳せていました。
最近嬉しいことに本物を演奏できる機会が多く、実機とサンプリングされた音源との違いを噛みしめています。
やっぱり実機を演奏した時の気持ちよさは、何物にも替えがたいです。
最後に先日のライブのセットリストを紹介します。
1st
- Gentle Thoughts
ハービー・ハンコックのアルバム『Secrets』より。
彼の楽曲の中でぼくが一番好きな1曲です。 - My Sweetness
リチャード・ティーによるフェイザー・ローズが美しい名曲。 - Zippo Dippo
ジェームス・テイラーのバックバンドであるザ・セクションの疾走感あるファンク・チューン。 - Doing The Meatball
同じくザ・セクションのポップでキャッチーな1曲。 - Street Life
説明不要のクルセイダーズの名曲。
今回はジョー・サンプルのアルバム『Sample This』より、ローズをフィーチャーしたインストverで。
2nd
- Festival
2020年に動画を配信した濱田卓也のオリジナル。
- Hometown
濱田卓也のファーストアルバム『晴れ時々』の1曲目に収録されている楽曲。 - Valdez in the Country
ボーカリストとしてだけではなくピアニストとしても素晴らしいダニー・ハサウェイのインストナンバー。 - In All My Wildest Dreams
ジョー・サンプルのファースト・ソロアルバム『Rainbow Seeker』より。 - Living for the City
スティービー・ワンダーの名曲。
ローズの名手ラムゼイ・ルイスが、アルバム『Sun Goddess』でカバーしているverで。
ENC
- Spain
ローズでジャズといえば欠かせないチック・コリアの名曲。
今回の演奏曲の中から『Living for the City』のライブ映像を公開します!
この4人でしか出せないグルーヴを表現できたと思うので、ぜひご覧になってみてください!
コメント