ソロピアノに挑戦!【メロディとコード編】

  • 弾きたい曲の楽譜がない
  • 好きな曲を自由にアレンジしたい
  • バーやラウンジで聴くようなピアノが弾いてみたい

ピアノソロでサラッと曲が弾けたらかっこいいですよね。
ピアノが弾いてみたいと好きな曲の楽譜を購入して、こっそり練習している人は多いのではないでしょうか。

でもいざ楽譜を探してみたら好きな曲の楽譜が見つからなかったり、見つかったとしても自分には簡単すぎたり難しすぎたりして、ちょうどいい楽譜が見つからなかった経験はありませんか?

この記事ではそんな方のためにソロピアノのアレンジ方法の中でも、メロディとコードの関係性にスポットを当てて解説していきます!

まず最初に

この記事では3和音や4和音といった基礎的なコード、転回形や分数コードといった応用コードが理解できている前提で書かれています。

楽曲のメロディについては耳コピが可能な方はコピーしていただき、難しければインターネットや楽器屋、書店などでメロディが分かる楽譜を購入していただくなどお願いいたします。

ソロピアノの形式

ソロピアノの演奏形式は大きく分けて、

  • メロディ&コード・セパレート型
  • オープン・ヴォイシング型
  • メロディ&コード一体型

の3種類に分けられます。

演奏レベルや演奏するジャンルなどに合わせて、使い分けるのが一般的です。

メロディ&コード・セパレート型

まず初心者に挑戦して欲しい奏法が「メロディ&コード・セパレート型」です。

これは右手でメロディ・左手でコードを弾くというシンプルな奏法で、完全に役割が分担されているのでわかりやすいのが特徴ですね。

この奏法はメロディが弾けて、コードが理解できていていたらそんなに難しくはないはずです。

ただし左手でコードを押さえる際に注意点が2つあります。

メロディ&コード・セパレート型

原形と転回形

一つは左手でコードを押さえる場合小指側に来る音が最低音のベースになるということで、特にコードを押さえる際に転回形で押さえるクセのある人は注意が必要です。

例えば「F」のコードを押さえる際に「ド・ファ・ラ」と押さえてしまうと、最低音が「ド」になってしまうので「F/C」を押さえていることになってしまいます。

転回形を自由に使っていいのは左手でベースを押さえる伴奏用の演奏法の場合に限るということですね。

コードのポジション

もう一つは左手でコードを押さえるポジションです。

大体のコードは片手で押さえると、構成音の一番上の音と一番下の音が1オクターブ以内に収まるようになっています。

このように密集した配置でコードを押さえると、押さえるポジションが低くなればなるほど音が濁ってサウンドしなくなるんです。

音楽理論的には「Low Interval Limit」といって音程ごとに弾いていい高さがちゃんと決まっているのですが、現時点ではご自分の耳で聴いて違和感があれば1オクターブあげるくらいの感覚で大丈夫です。

オープン・ヴォイシング型

続いては「オープン・ヴォイシング型」です。

先程の1オクターブ以内に構成音が密集した状態を音楽理論ではクローズド・ヴォイシングと呼んでいて、その反対の構成音が1オクターブ以上に渡る場合をオープン・ヴォイシングと呼びます。

先に紹介した「メロディ&コード・セパレート型」の押さえ方をオープン・ヴォイシングに変えたものが「オープン・ヴォイシング型」です。

右手でメロディ、左手でコードを押さえた状態から最高音のメロディと最低音のベースを基準にして、その間で残りのコードの構成音をバランスよく配置するイメージで押さえます。

オープン・ヴォイシング型

メロディ&コード一体型

最後はいわゆる伴奏弾きにメロディを足すメロディ&コード一体型です。

伴奏の際には右手でコード・左手でベースという奏法を主に用いますが、右手で押さえるコードのトップノートにメロディを持ってくる奏法ですね。

伴奏の延長線上で演奏できるので、ピアノで伴奏できる曲なら大体ピアノソロにできます。バラードから8ビートのロックチューン、16ビートのファンキーな曲まで網羅できる一番幅の広い奏法と言えるでしょう。

つまりは自身の伴奏スキルに比例して、演奏できる曲の幅も決まるということですね。

メロディ&コード一体型

コードの押さえ方がマスターできたら

ご紹介した3種類のメロディとコードの関係性が理解できたら、

  • 白玉(全音符や2分音符中心の奏法)
  • アルペジオ(分散和音)

など実際の演奏法の習得に移りましょう。

ここでは紹介するだけにとどめておきますね。

キーボーディストもソロピアノが弾けた方がいい!

バンドに参加しているピアニストやキーボーディストもソロピアノが弾けた方がいいのか?

結論から言うと弾けた方がいいです!

バンドでのキーボーディストの役割はボーカルがいれば伴奏に徹するし、インストでメロディを弾く場合もバンドで演奏することを念頭に入れた演奏になりますよね。

ではどんな時にソロピアノのスキルが必要かというと、ボーカルがMCをしている時のBGMとしてや「バンドイントロ前にピアノでなんか弾いてよ」と言われた時です。

ボーカルが曲の説明などをしている後ろで、ピアニストが雰囲気作りのためにぽろぽろピアノを弾いているのを聴いたことありませんか?

その際に使用されている演奏法がソロピアノなんです!

まとめ

いかがでしたか?

この3種類の演奏法をマスターすれば、弾けない曲はありません。

「この曲の場合はどう弾いたらいいの?」「このヴォイシングであっているの?」など具体的で専門的なことが知りたい方は、よかったらレッスンを受けてみませんか?

1回こっきりでも定期的でも丁寧にレッスンさせていただきます!
オンラインでも関西なら対面でもレッスン可能です!

ご連絡お待ちしています!

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